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くすのき薬局 薬剤師 須磨将士さん

くすのき薬局 薬剤師 須磨将士さん

『処方箋薬局、選び方はそれぞれ』

2018年6月号

くすのき薬局

薬剤師 須磨将士さん

座右の銘
『何事もほどほどが一番』

営業時間
月・火・木・金:9時〜20時
水:9時〜17時 / 土:9時~13時
※日・祝休み

〒564-0028 大阪府吹田市昭和町1−1

TEL:06−6155-5080 FAX:06-6155-5079
(電話は開局時間外でも薬剤師に転送されます)

・連絡のつかない場合は伝言を残して頂くか
kusunoki1on1@gmail.comまでご連絡ください。
・LINE: kusuphとid検索頂ければLINEでもご連絡頂けます。
・ホームページは「くすのき薬局 吹田」で検索

(岡田)本日はお忙しい中、お時間を作って頂きありがとうございます。よろしくお願いいたします。
早速ですが、今回はいつもと違い薬局さんということで、まずは薬剤師さんになられたきっかけを教えてください。

(須磨さん)父が薬剤師で薬局を経営していましたから、自分にとってはとても身近な資格だったんです。自然な流れで薬剤師を目指し始めました。

(岡田)お父様も奥様も薬剤師さんですよね!3店鋪(くすのき薬局・須磨伊兵衛薬局・上山手薬局)それぞれにいらっしゃるとのことですが、家族経営の形で、良い所・困る所は所ですか?

『処方箋薬局は自由に休めない』

(須磨さん)良い所は、何と言っても楽ですね。家族ですから意思の疎通がしやすいですし。
他のスタッフさんももう家族のような感じで。困るのは、家族で合わせて有給を取って旅行に行くといったような事ができない所ですね。処方箋薬局っていうのは、好きな時に休んだり早く閉めたりできないんです。

(岡田)そうなんですか!?独立しても良い事ないじゃないですか!

(須磨さん)いわゆる普通の独立・起業の旨味はないと思います。(笑)
うまい事やってらっしゃる方もいると思いますが。例えばお昼休みの間閉めるのもダメです。地域の保険薬局として認定されるには色々な決まりがありまして。
そもそも「処方箋受付をする薬局」の位置付けというのは、医療保険の一部ですから責任を持って国民の健康の為に尽くすのが原則になります。なので利益をどんどん上げていく!その為にうんぬんていう業種ではないですね。利益の元は医療費ですから、つまり税金ですよね。大元が国で、支店として病院等の医療機関があり、そのさらに末端の機関のようなイメージなんです。地域に在って、決まった時間に開いていて、必要な方に安定してお薬を供給する事が大切。今は24時間開局なんて要望も国から出ています。今のところは24時間連絡がつき調剤できる体制を確保できている事で免除はされてますが。
ただ、一般用医薬品だけを販売しているドラッグストアさん等はその辺は自由ですよ。収入源も医療費ではなくお客さんの財布です。とはいえ、ドラックストアさんは小売り店のイメージが強いですから日曜祝日も営業してますのでそういう意味ではより国民の健康の為に尽くしている大変なお仕事だと思います。

(岡田)不勉強ですみません。そういう仕組みだったんですね!大変ですね〜!

『求む、薬剤師』

(須磨さん)もちろん薬剤師がたくさん確保できていれば、交代で休みやすくはなるんです。
どこの薬局もそうですが、薬剤師不足が悩みですね〜。ただ一つ付け加えておくとこれは僕らが会社の幹部だからです。従業員の薬剤師さんは当然労働基準法が適応されますからブラック企業の様な働きを求める事はありませんのでご安心ください。

(岡田)この記事が何かきっかけになるといいんですが(笑)

(須磨さん)是非!期待したいですね。ご興味のある方はホームページの求人情報をご覧頂ければと思います。

『処方箋薬局、選び方はそれぞれ』

(岡田)そういう仕組みということは、処方箋薬局さんに大きな差はない…というかあってはいけないということですよね。やはりみなさん近さで選ばれているんでしょうか?
くすのき薬局さんの場合、お隣りのつばき内科クリニックさんの患者さんが多いんですか?

(須磨さん)処方箋薬局は、広告を出して特色を全面に出してアピールするなんてものではないので。やはり立地で選ばれることは多いと思います。利用者さんからしたらコンビニ感覚の方が、ほとんどじゃないかと思います。
そうなると、お隣りのつばき内科クリニックさんの患者さんは皆さん、うちを利用されるかと思うじゃないですか?

(岡田)思います!違うんですか?

(須磨さん)それが意外と7割程なんです。逆に他の病院を受診され、そのすぐ近くに薬局があるにもかかわらず、有難いことにうちをご利用くださる方も多くいらっしゃるんです。
こういった状況はどの薬局さんでも同じです。患者さんそれぞれに感性が違いますし利用しやすい薬局を選んでいって頂ければと思います。うちの場合、小さい薬局ですから大手とは違って融通が利く部分もあります。例えば、処方薬の在庫がなかった場合でも急ぎで取り寄せて後ほど配達させてもらったり、足が不自由などで来店が困難な方には、初めからご自宅に届けることもしています。大手ではマニュアルなどで実施できない事も多々ありますが、うちの様な薬局は利用者さんが満足して頂ける事にフォーカスできるのが薬剤師としてもいいところだと思います。もちろん押付サービスにならない様に患者さんの希望が前提です。

(岡田)そうなんですね!皆さん選び方は人それぞれ。受診した病院との近さに固執する必要もないですもんね。薬局さんについて、新しく知ることだらけです。
では、今度は須磨さんご自身のことも聞かせてください。自由には取れない大事なお休み、何をして過ごされていますか?

(須磨さん)家で家族とゆっくり過ごします。それが1番リラックスできますね。

(岡田)いいですね〜。他に趣味やリフレッシュ方法はありますか?

(須磨さん)趣味はゲーム。最近はゼルダの伝説にハマってまして2周目をマスターモードでしてます。最高です!モンハンも大好きです。時間はメリハリをつけるよう心掛けていますけどね。家族が寝てからとか。漫画や読書も大好きです。完全に文化系ですね。
あとはサウナですね。健康管理も兼ねて定期的にお湯場に行ってます。水風呂と交互に入るのが気持ちいいです。

(岡田)大地真央さんもテレビで言ってました!熱いお風呂と冷たいシャワーを交互にって。熱い・冷たいの交互が効果あるんですね〜。

(須磨さん)そうですね。血管が拡張・収縮する事で、血行が良くなるんです。肌にも良い効果が期待できると思いますよ。僕は筋肉の血行を良くする事と全身から汗をドッと出す事でリフレッシュできると思って通っています。肩こりなどにもいいと思ってます。運動すればいいのにと声が上がりそうですが運動は苦手です…文化系ですから。

(岡田)須磨さんのとても中学1年生のお子さんがいるようには見えない若々しさと、大地真央さんのとても62歳とは思えない美しさ!説得力ありすぎます。私もやります。

(須磨さん)大地真央さんは知りませんが、僕の場合はただの遺伝です…顔つきが幼く見えるだけだと思います。でも温冷水法はぜひ皆さんの健康ルーティンに入れてほしいと思います。温から初めて冷で〆るのが基本です。最高です。

『起伏を作らない』

(岡田)ご自身の長所・短所をそれぞれ教えてください。

(須磨さん)これは長所であり、短所でもあると思うのですが、「あまり起伏がないこと」ですかね。

(岡田)100%の日があれば40%の日があるのではなく、毎日70%をキープされているような感じでしょうか?

(須磨さん)いや、毎日50%を保っている感じですかね(笑)
これまでの経験則から、一気に力を入れて取り組むと、疲れが出る日もあるし、もしうまくいけば大喜びですが、うまくいかなければかなり落胆しますよね。そうやって「労力も気持ちもアップダウンしながら得られる成果」と「毎日淡々と一定の力で取り組んだ成果」って、長期的なスパンで見ると実は大差無い場合が多い。
例えば24時間頑張って働いて「オレ仕事がんばってる!誰にも負けない!みんなまだ半分もおわってないけどオレ終わった!イエィ!」、でも疲れがたまって風邪をひいて3日休んでしまった。休みあけたら皆もう次の仕事に取り掛かっていて自分大幅に遅れている…では本末転倒ですよね。
実は僕は元々このタイプで気を付けて中庸(ほどほど)を意識していないとすぐダウンしてしまうんです。朝入れた珈琲が飲むとき冷た~くなってるなんてのはしょっちゅうです。意識して50%をキープするようにしてます。健康管理の一環ですね。体が資本ですから。毎日当たり前の事を当たり前に行い続けるというのが大切だと思ってます。

(岡田)その取り組み方って処方箋薬局さんの在り方としても、とても合っているということですよね!

(須磨さん)そう、「変わらずそこに在って、一定のものを絶やさず提供する」っていう。
ただ、もちろん患者さんやお医者さん、コメディカルの方々のご要望やご質問に急いでこたえなければならない時なんかは、一気に頑張ります。それはもう短期集中でガーッ!っと。一刻も早く50%の状態に戻りたいですしね(笑)
でも、やはり基本的には日々コツコツと勉強を続けています。いつか必要となった時に、その知識をお客様の為に活かせるように。

(岡田)そういうお客様を大切にされる姿勢が、選ばれる要因なんでしょうね。いつ立ち寄っても、お客様としっかりお話をされているのが印象的です!お客様もただ薬を受け取るだけではなく、良い笑顔で、会話を楽しんでいらっしゃるような感じで。
私自身、以前は病院近くの薬局に行く事が当然と思っていましたが、娘の薬をもらうようになってから、説明の詳しさや親切さも気になるようになりました。かかりつけ薬局を選ぶって、とても大切なことなのかも…。色々と勉強になりました!本日はどうもありがとうございました!

(須磨さん)そう言って頂けて良かったです。こちらこそありがとうございました。

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