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有限会社 野本 代表取締役	野本 栄一さん

有限会社 野本 代表取締役	野本 栄一さん

『会社を売るより自分を売る』

2015年6月号

有限会社 野本

代表取締役 野本 栄一さん

座右の銘
『私は我が運命の支配者、我が魂の指揮官なのだ』

〒544-0014 大阪市生野区巽東2-5-15

TEL:06-6758-0904 FAX:06-6751-4290

URL http://www.0120-06-4142.com

(野里、川口)本日はお忙しい中、お時間を頂きありがとうございます。早速ですが、取材を始めさせて頂きたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
では順番にご質問させて頂きますね。まず始めに、野本社長の座右銘をおしえてください。

(野本社長)ちょっと長いのですが、ネルソン・マンデラの『私は我が運命の支配者、我が魂の指揮官なのだ』です。色々と良い言葉はあったんですが、数年前に「インビクタス」というモーガン・フリーマン主演のラグビー映画で知ってからは、これだ!っていう感じでずっとこの言葉を座右の銘にしています。自分を大切にし、人に頼らない、人に指揮されてては上には行けないというのを意識しています。

(野里)本当に良い言葉ですね。きっかけは映画だったんですね、今度見てみます。では質問を続けさせて頂きます。野本社長はこのお仕事をされてどのくらいになるんですか?

(野本社長)確か20歳くらいからなんで、もう28年程になりますね。

(野里)28年ですか!長いですね。今のお仕事をされるきっかけってあったんですか?

(野本社長)実は高校を卒業してからエレベーター会社に就職したんです。
もともと設計やモノづくりが好きだったのもあってね。会社も色々と免許も取らしてくれるところだったんですが、父親が身体を壊してしまって、その時に「自分の名字が入っている会社を潰したくない!」って思ったんです。九州から出てきた父親が、一から作った会社で苦労も知ってましたからね。高校時代から手伝いとかもしてたんで。

(野里)そうだったんですね!全然違う業種に居らしたんですね。驚きです。じゃあ野本社長は二代目になるんですね。社長に変わってからの会社の特徴って何かありますか?

会社を売るより自分を売る

(野本社長)特徴ね~。葬儀業界って昔とは全く変わったんです。昔は町内会からの仕事が多かったんです。10件中8件は町内会の紹介でしたから、町内会に顔を出してたら仕事があったんです。でも今は町内会から紹介の仕事はほとんどありません。更にマスコミが「葬儀にお金を掛けるのは勿体ない」や「葬儀費用は不透明」などと伝えた事で厳しくなっています。でも僕自身この地域から出たことがないんで、ここには昔から知っているおっちゃんやおばちゃん、友達や先輩、後輩が沢山いるんです。じゃあ会社を売るのではなく自分を売ろうと思ったんです。だからPTAや町内活動に参加したり、チラシに自分と専務(弟)の写真を載せて、更に携帯番号も載せています。チラシに自分の写真を載せることで、お客様と初めて会った時にお客様の方が僕のことを知っている。「あっ、社長さんですよね」って。その笑顔がうれしいんです。ちょっとずれてます?(笑)

(野里)全然、大丈夫です(笑)。でもチラシに写真だけじゃなくて携帯まで載せてるんですね。すごいですね。

(野本社長)葬儀の担当は自分か専務(弟)。自分たちが受けれない分はお断りします。そうでないと100%の葬儀ができない。一つ一つきっちりやる事を常に心がけています。

(野里)お客様の事を第一に考えられているんですね。うちの事務所でも社長の姿勢を見習っていきたいと思います。それだけの事をされてるとご苦労も多いのではないですか?

(野本社長)すべてが苦労だと思うんです。仕事、家庭、子供とか色々。でも実は僕自身は苦労も楽しむタイプなんであんまり抱えて無いですね。苦労を苦労と思わない。実際この4月、5月は暇だったんです。あっても単価が低い。でも今動かないと、6月、7月もなくなってしまうでしょ。だから暇な時は試されてると思ってめちゃくちゃ動きますね。それが後に返ってくる、大きな仕事になると思ってます。

(野里)それ、すごく分かります!動いて、人と会ったりすれば何かしら出てきますよね。
私たちも通じるところがあります。では、野本社長の嬉しい瞬間はどんな時ですか?

(野本社長)ありがとうと言われた時ですね。ありがとうって言われると評価された気がするんです。だから自分もありがとうって常に言うようにしています。親しき仲にも礼儀ありじゃないですが、母親が何か持って来てくれてもちゃんと「ありがとう」と言いますし、高速道路の料金所の人にも「ありがとう」と言います。そうすると料金所の人は「お気を付けて」と返してくれる。そうや、気を付けなって思うでしょ。

(野里)本当にそうですよね。誰に対しても常に感謝の気持ちを忘れないようにしないといけないですよね。では次に尊敬されている方を教えて頂けますか?

(野本社長)両親です。先輩や後輩でも尊敬する人はいますが、やっぱり両親が一番ですね。この年になって分かります。自分の苦労は両親だけは気が付いている。それが目に見えない絆の一つだと思いますね。

(野里)確かに親になって初めてわかる事、子供が大きくなって、自分も年を取って分かる事があるんですね。僕のところはまだ子供が小さいのでこれからなんでしょうね。
それでは、ご自分で熱いと思われるところは何でしょうか

後悔したくないから思ったら何でもや

(野本社長)思ったら何でもやってみる!後悔はしたくないので。いまだにラグビーをやってるんですが、50代になった時に40代でやってればよかったって思いたくないのでやっています。あの時は来ないんでね(笑)

(野里)そうですよね!僕も社長の影響か、色々したいと思っていた事にチャレンジしていこうと思って先日サックスの無料体験レッスンに行ってきましたよ(笑)
ではそんな社長のこだわりは何ですか?

(野本社長)形から入る(笑)。今の自分に合った価値のものを持つ。ロレックスのデイトナなんかかっこいいけど身の丈に合ってない。だから結婚記念日に嫁からもらったオメガをずっとしてる。僕がフェラーリに乗っててもおかしいでしょ(笑)だからこの前、自転車を買いましたね。ミナミにも梅田にも自転車で行くんで。タイヤの太っといやつ。走ってるとゴーって凄い音がするんで皆振り返りますよ。それで「デカッ!」って言われる、「僕の事?」って思いますけどね(笑)。他の自転車も考えたんですけど乗ると曲芸の熊みたいになったんでそれにしました(笑)。

(野里・川口)熊ですか?(笑)

(野里)でも自転車って街の移動には最高ですよね。僕も都島に住んでるので移動はやっぱり自転車が多くなりますね。
では社長の今後の目標を教えて頂けますか。

(野本社長)目標にならないかもしれないですけど、現状維持。それでも大変だとは思うんですけどね。それと葬儀業界って定年が無いんですよ。70才でも現役。でも65才で定年退職しようと思ってます。それで残りの人生は自分のしたいことをする。
現時点では誰かのために会社を残そうとは思わないし、負け惜しみみたいに聞えるかもしれないですけど会館も建てる気はない。その代り65才までは一生懸命やる。実は若い時は毎日同じ事をして目標の無い日々を過ごしてたんです。そのツケが今来てるとも思いますしね。もちろんやってるうちに「会館を建てる!」ってなればそうするけどね。ただ、今は無いって言うだけ。
もともと自然が好きで、自然の中にいたいんで、退職後は嫁と沖縄に住んで週末だけ開けるような喫茶店をしたいですね。

(野里)自然がお好きなんですね。でも本当に沖縄は人気がありますね。将来沖縄に住みたいってよく聞きますね。じゃあ社長の目標は将来、沖縄に住むことですね(笑)。 それでは社長の長所と短所を教えて頂けますか。

(野本社長)長所は気が長い。切れるまでが長くなりましたね。あと、何事も継続する。失敗しても分析してまたやる。継続して続けるから自然と趣味が多くなる(笑)。やりたいと思った事は向いてると思ってるんでね。僕は手先が器用で作るのが好きなんで、絵、陶芸、彫刻なんかもやってるんですけど、陶芸に関しては少しでも時間ができれば月1、2回は土を触るようにしていますね。

(野里)陶芸もされてるんですか、本当に多趣味ですね。

(野本社長)短所は自分があかんと思ったらパッと切ってしまうところかな。怒れればいいんやけどしゃべれなくなるんです。言葉も人もそうして切ってしまう。まぁ無理して付き合っても何も生まれないですしね。だから本当にONとOFFしかないんです(笑)。でもそれも長所と思うんですけどね。

(野里)僕も同じようなところがありますね。気を付けます。社長は行きつけのお店とかありますか?

(野本社長)行きつけのお店は後輩がやってる焼き鳥屋です。週に1回は絶対に行きますね。だから月に5、6回は行ってます。あと、先輩がやってる串焼き屋です。以前、嫁と行った時に、来ているお客さんが僕の顔を見てニコニコしてるんで「何かな?」とは思ってたんです。僕あんまりトイレに行かないんですけど嫁がやたらとトイレに行けと言うんで行ってみたら、トイレに僕が作ったチラシを最初の物から最新のものまでずっと貼ってくれてたんです。僕の写真が載ってるやつね。だから帰りに先輩に頭を下げてお礼を言ったら、「お前はこうやって店に食べに来てくれるやん。だからちょっとでも仕事に繋がればいいと思ってやってるんや」と言ってくれたんです。本当に有り難かったです。

(野里)感動しました、本当に良い方ですね。でも、それも社長の人柄あっての事なんでしょうね。では次に今一番欲しい物は何ですか?

(野本社長)無いですね。欲しいと思うものは手に入れてる。逆に無理なものは諦める。昔のランクル70は欲しいかな?いや、でも特に今はいらないね。少し前なら自転車になってたんやろうけどね。

(野里)なるほど。では今はちょうど間の何も欲しい物が無い時という事ですね。では、野本社長のリラックス方法を教えてください。

(野本社長)1日1回はクールダウンを心がけています。今ハマってるのは大阪城公園に行って10分か15分程ゆっくり座って色んな角度からお城を見る。戦国時代なんかはこんな大きな物と戦ってたんだと思うと、自分は今こんな大きな物と戦ってないわって思うんです(笑)。あと、肥後橋とか淀屋橋の川沿いのカフェでコーヒーを飲むことですね。以前はコーヒーが飲めなかったんですけどね(笑)。週に2回は行ってます。

(野里)最近、淀屋橋とか肥後橋の中之島辺りって、そんな感じのカフェが増えてますもんね。
それでは次の質問は…聞くのが怖いですが、ご趣味は何でしょうか(笑)

(野本社長)あぁ多いからね(笑)。趣味は遊ぶこと全般かな。さっきも話した絵や陶芸、彫刻もそうやしね。爬虫類の飼育もね。

(野里)ラグビーも趣味になるんですか?

(野本社長)そうやね、ラグビーも趣味になるね。でも、ラグビーは趣味っていうより、今のチームで優勝したい。2連覇はしたんやけど、3連覇を目指してる。今年のチームは強かったな~。もう僕はちょっと当たっただけで倒れてしまう。昔はそんな事なかったのに、倒れただけで脳震とう。頭は打ってないのに首が鍛えれてないので脳震とうを起こして記憶がとんでしまうんですよ。だから、正直怖い時もあるよ(笑)

(野里)そうなんですね。ラグビーも草野球みたいにリーグ登録があるんですね。初めて知りました。でもすごいですね2連覇もですけど、ラグビーをされてる社長も。では休日はラグビーをして過ごすんですか?

(野本社長)休日はゆっくり、嫁と一緒に自転車でうろうろウィンドウショッピングしたり、夕方に近所のイタリアンでピザやパスタを食べながらビールを飲んだりしてますよ。職業柄「終わってみたら休みだった」なんて事が多いので、休日はあってないようなもんですね。だから、休むと決めたら旅行に行きますね。沖縄が本当に好きで年に2回は行きます。昔は子供の手を引いてたのに、今は逆に子供に手を引いてもらってる(笑)。沖縄に行くとガイドをしてもらってたんですが、その方に子供達も懐いててね。でもそのガイドさん畠中さんって言うんですが、数年前にALS 筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)という病にかかってね、「野本さんの世話になるんじゃないかな」なんて冗談で言ってたんですよ。虫の知らせか、気になってブログを見ても更新されてなくて、亡くなったって聞いた時は家族で号泣しましたね。それから嫁と、畠中さんに連れて行ってもらった滝を探すようになったんです。自然を荒らされたくないのでガイドは目的地には真直ぐは行かないんですよ。他のガイドで探しても全然見つからなくって。で、二年前くらいに畠中さんをよく知るガイドさんが「その滝に今まで二組だけ連れて行った事がある」と畠中さんから聞いた事があると連れて行ってくれたんです。
近くまで行った時、僕も嫁も鳥肌が立って、ガイドをほったらかしにして二人で滝まで走って行って「やっと連れてきてくれたね」って号泣しましたね。今は、子供達も家族で沖縄に行くとなると何とか予定を調整して家族で行きますね。それで色んな話をする。家族の輪は自分が作っていかないといけないと思います。

(野里)本当に良いお話ですね。自分ももっと家族の輪を大切にして一生懸命生きたいと思いました。

(野里・川口)本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。今後共どうぞ宜しくお願い致します。

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