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株式会社大庭工務店 大庭健二さん

株式会社大庭工務店 大庭健二さん

『お客様の喜びが私たちの喜びです』

2012年10月号

株式会社大庭工務店

代表取締役 大庭健二さん
座右の銘:『与えると与えられる』『想いは形にしないと伝わらない』

〒555-0012 大阪市西淀川区御幣島4-2-14

TEL:06-6472-0628 FAX:06-6472-5667

(古川)おはようございます。本日は今月の人を引き受けて下さり、ありがとうございます。宜しくお願い致します。
いつも訪問させて頂く際に感じているのですが、御社の事務所に掲示されているたくさんのお客様の写真は、すごく皆さん笑顔が素敵ですね。
それでは早速ですが、色々ご質問をご用意させて頂いておりますので、よろしくお願い致します。まず、このお仕事をされてどのくらいですか?そして、きっかけはなんですか?

(大庭社長)高校を出て、専門学校に2年通ってから中堅のゼネコンに3年勤めたんです。実家が工務店だったので23歳の頃に帰ってきてからなんで、今で20年ですね。ゼネコン時代も合算すると23年になります。 きっかけは、父が大工でしたので小さい頃から現場に連れて行ってもらっては、くぎ抜きや、掃除をしたりして手伝っていました。その頃から矛先は今の仕事に向かってました。建築をしたいと思ってましたね。昔から何かを作るのが好きでいろんな木材なんかを拾い集めては何かを作っていました。木はただの材料なんですが手を加える事で物に変わるんです。ものづくりっていいなって思います。
私の名前は「健二」って言うんですが、長男なんです。長男なのになぜ「二」が名前に入っているのかと聞いたことがありました。父は私を健康に育ってくれて、二代目になって欲しいという想いから「健二」と命名してくれたそうです。

(古川)ものづくり素敵ですね。僕も小さい頃は田舎育ちだったんで仲間でガラクタを集めてきては、秘密基地を作ったりするのにワクワクしていました。下手くそで三日後に行けばいつも一から作り直しでした。すぐ壊れてるんです・・・。
大庭社長のご苦労されていることを教えて下さい。

(大庭社長)苦労はあまりないんです。そりゃ仕事をしていれば当然いろんな事があります。仕事をとる、営業する、見積もりをする。自社がたくさんの他社の中で選んでもらうには?と考えます。相見積りなどケースにより選んでいただけないこともあるけれど、それが苦労かと言えば、(以前は苦労でしたが)今は全く苦労とは思わなくなったんです。

(古川)その気持ちの変化はどうしてですか?

(大庭社長)自分の会社にあったお客様に満足して頂けるように仕事をすると考えるようになったんです。私は値段で戦うつもりはないんです。

自分の会社にあったお客様に満足して頂く為に・・

(大庭社長)あえて苦労をあげるとしたら集客の部分ですね。 見積・クロージングは「1対1」なんです。集客とは「1対多数」を作る事です。どうやって会うのかイベントにしてもそうだけど会う機会を増やす。出会える場所を増やすことを一番考えます。接点・集客は見えないところにあるんです。「どうやったらうまく会えるのか?」「より効率化した出会いの場を作るか?」それはすごく難しいし、もしかしたらないのかも知れません。ただ、地道に続ける事が大切だということは間違いありません。
そこに向かう為には自分の会社がどこに向かうのかをしっかり見ておくことが大切です。しっかり目標を持つことだと思っています。逆に手を広げ過ぎると迷いが出てきます。

地道に続けていくことが大切

(古川)地道に続けていくこと。僕もすごく好きな言葉です。
次に大庭社長の嬉しい瞬間を教えて下さい。

(大庭社長)ご契約頂いた時ですかね。でも、契約はただ、書面上のものだと思うんです。嬉しいのは選んでいただけた時です。お客様が何を選んだらいいのかを示してあげる。私の会社は安いものを作っているわけじゃないので金額では選ばれません。だから、会社を知ってもらう。家づくりの想いを知ってもらう。造った家を見てもらう。OB様の声を聴いてもらう。そこからお金の話もします。その上で選んでもらえるなら契約をします。そこまでは個人的なプランなどは全く進めません。お客様に寄り過ぎてしまうのもダメだと思うんです。
契約の際は私はお客様に「私たちは本気で取り組むので、お客様も本気で申し込んでください」と話します。そんな本気の契約が一番うれしいです。

(古川)大庭社長の尊敬する方は誰ですか。

(大庭社長)「あきない実践道場」の佐藤元相先生ですね。経営コンサルティングの先生です。たくさんのことを教えて頂いたんです。人は教えられると教えられた方を尊敬すると思います。
父は大工で、私はゼネコンの現場監督上がりだったのではじめに家を継いだときには当然に仕事はある、取りにいかなくてもやってくると思っていたんです。ところが、父の方法には決まった営業はなく、仕事があればするし、なければないしと言うスタンスでした。それでやっていける時代だったんですね。どうやって仕事を取るのか。どうやって生活しようかと不安になりました。
あるとき大手リフォーム会社の下請けに入ったんです。キッチンの入れ替え、お風呂の入れ替えが主な仕事でした。そこであるとき元請の営業とお客さんの打ち合わせからトラブルありました。すると現場でトラブルがあったからダメと言うことで次の日から仕事がなくなったんです。その時下請けはやめようと決め、自分たちで仕事を取ると考えたんです。嫁とチラシを作って営業に回りました。「台所からキッチンへリフォームしませんか??」と言うキャッチを考えて、当時はすごいキャッチを思いついたと思っていました。
でも営業を回る中、1か月も断り続けられると気がおかしくなりますね(笑)
そんなとき、とある方の紹介でトステム(現リクシル)の勉強会に参加させてもらったのが佐藤先生との出会いでした。まず営業にはルールがあると言うことを教えて頂きました。
当時、職人肌だった私はスーツを着ているような人は嫌いだったんですが、教えの通りに多くの事を学びました。「コトハナ・セミナー」と言うセミナーで、たくさんのモチベーションの高い人たちとの多くの御縁を頂きました。本当に佐藤元相先生の影響は大きいです。

佐藤元相先生の教え

(古川)モチベーションの高い方との交流は本当に大切ですよね。僕もそういう場に意識的に参加させてもらわなくては・・・というのが課題です。僕の人生にもこの人の影響は大きかったなと思える方がいます。その方のおかげで今、真面目に生活できているんだなと、ずっと感謝の気持ちでいっぱいですね。それでは大庭社長がご自身で熱いと思われるところはどこですか。

(大庭社長)想いを話し出すと熱くなりますね。
伝えたいという気持ちが大きいから熱く語ってしまいま す。

(古川)事務所の特徴・社員の皆さんに期待することを 教えて下さい。

(大庭社長)小さな会社だけどお客様からもアットホー ムな温かい会社だと言っていただけますね。女性5名、男性3名の会社なんですが工務店という男性主体の業界で若い女性がバリバリ仕事ができる会社です。女性のパワー・提案力・コミュニケーション力は目を見張るものがあります。家づくりは奥さんと会話することが多くあります。男には出せない女性目線での説得力・提案力が強みなんです。
社員のみんなに期待することは、一人一人が自立して欲しいです。勉強をして、スキルも学んでお客様と何でも話ができるようになって欲しいです。受動的になっている部分を「どうしたらいいの??」でなくて私を納得させるだけのエビデンスを持ったうえで自分で進めて、事後報告でいいくらいです。ミスなくトラブルなく自発的にどんどんやっていって欲しいです。

受動的ではなく、自発的に!!

(古川)本当にいつも伺わせて頂くたびに感じるんですが皆さん楽しそうに明るくお仕事されてるなと思います

(大庭社長)社員はみんな良くできたスタッフだと思いますね。お客様にアンケートを取らせてもらっても選んでいただいた理由に、『スタッフが良かった。』『皆さんの人柄』と回答頂くことが多いんです。社長が良いからと言ってもらえるのが一番うれしいですけどね(笑)  本当にみんな、私よりお客様の事を想ってくれているんです。

(古川)大庭社長の目標を教えて下さい。

(大庭社長)私は今、二代目でやっているんですが、私の長男が大学生で建築学部にいってるんです。やっぱり、大庭工務店を継いでもらいたいです。会社は存続しないといけないと思うんです。
私自身、自宅をとある建売屋さんで買ったんですが、当時私はリフォームメインで仕事をしていたので、あまりどういう家がいいのかというのが分からなかったんですね。
自宅を建ててくれた工務店さんは1年後、販売会社は2年後につぶれてしまいました。一生に一度の買い物なのに何か不備があったときにどこにも言いに行くことが出来なくなってしまったんです。お客様にそんな不安を抱かせてはいけません。だから、会社は長く存続すべきなんです。
今のうちにしっかりした仕組み作りをして、三代目の長男にきちんとした形で会社を渡してやるというのが目標です。ひいては、それがお客様の安心につながります。

会社が存続することの必要性

(古川)大庭社長の長所と短所を教えて下さい。

(大庭社長)長所は笑顔がいいと言われますね!
(笑)あと人前に立っても自分の想いを話せることは長所だと思っています。実は高校時代なんかはカラオケも歌えないくらい人前に立つのが苦手だったんです。今は1対1でも、1対多数でも多少は緊張しても頭が真っ白になるようなことはなくなりましたね。

(大庭社長)短所は時間がいつもキリギリな事ですね。時間がもったいなくて、誰かと待ち合わせなどをしていてもギリギリまで何かいろんな事をしてしまうんです。ちょっと早く着いて喫茶店で時間をつぶすとかは考えられないですね。でも、早め早めを心がけるというのが課題です。
あと、物事に対してハッキリし過ぎですね。やるのか?やらないのか?中途半端で物事を見ておくことが出来ないです。まだやりもしないのに心配や不安ばかりでどっちつかずの人を見ているとイライラしてしまいます。そう言う意味で人の話を聞かないところが良くない所ですね。自分はこう思っているからこう!と言う考えが強いですね。最近はやる・やらないを決めつける前にちょっと置いて考えることも必要だと感じますね。

(古川)大庭社長の今一番欲しいものを教えて下さい。

(大庭社長)会社の新社屋ですね。今の社屋は私が小学校6年生の頃に父が買ったもので、築年数は60年になります。ちょこちょこ手を入れてずっと使わせてもらってるんですが、少し手狭になって、スタッフを増やすことも出来ないんです。広い会社が欲しいですね。
お客様が3組も来られたら打ち合わせする場所もなくなってしまいます。

(古川)ご趣味、休日の過ごされ方を教えて下さい。

(大庭社長)趣味はゴルフですね。大好きです。休日は基本的には不定休ですね。あまり疲れがたまったら休むようにはしています。お客様とお話するのは楽しいんですが、やっぱり一日に何組にもなると疲れる事がありますね。ただ、一日休んでしまうことはないですね。事務所に来たり現場に出たり、結局働きます。苦にならないんです。逆にゴロゴロしてしまうと余計に疲れます。

(古川)僕も下手くそですがゴルフは大好きです!!でも練習が嫌いで・・・僕のリラックス方法は漫画ですね(笑)
今日は本当にありがとうございました。では最後に一言頂いていいですか?
感銘を受ける言葉はありますか?

(大庭社長)『与えると与えられる』と言う言葉ですね。欲しい欲しいとなると手に入れられないけど、与えて与えて与え続けると手に入るんです。まずは与える。すると結果的に与えられる。情報にしても何か良いことでも与えたら見返りが欲しくなるけど、期待せずに与え続ける事が大切です。与え続けると与えたところと全く別のところから与えられるのです。欲しがらない事です。
あと、『想いは形にしないと伝わらない!』と言うことです。想っていただけでは相手には伝わらないんです。口だけでは消えてなくなってしまいます。うちの取り組みとして感謝の気持ちはハガキにして残すようにしています。形にしなければ伝わらないし残らないんです。

『与えると与えられる』『想いは形にしないと伝わらない』

(古川)なるほど、本日はお忙しい中、お時間頂きありがとうございました。 今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

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