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有限会社山本葬祭 代表取締役 山本弘行さん

有限会社山本葬祭 代表取締役 山本弘行さん

『当たり前の事を当たり前にする』

2014年6月号

有限会社山本葬祭

代表取締役 山本弘行さん

座右の銘 『継続は力なり』

〒559-0017 大阪市住之江区中加賀屋3-6-23

TEL:06-6681-9030 FAX:06-6681-9555

URL http://www.yamamoto-sousai.com/

(野里・川口)本日はお忙しい中、お時間を頂きありがとうございます。早速ですが、取材を始めさせて頂きたいと思います。宜しくお願い致します。
まず始めに、山本社長はこのお仕事をされてどの位になるのでしょうか?

(山本社長)30歳からになるので約20年になりますね。家業だったこともあり学生時代から手伝いなどはしていたので、それも含めるともう少しあるかもしれません。

(野里)20年ですか、すごいですね。では学校を卒業されてから30歳までは何か違うことをされていたんですか?

(山本社長)いろいろとやってましたよ。学校を卒業後、プログラマーを3、4年。それで体を壊してしまったので退職して、知り合いの信州にあるペンションに半年ほど、それからコーヒー専門店で3、4年コーヒーを。その後タンクローリーの運転手を4年くらいしていました。もともと車が好きだったので、タンクローリーの運転手は天職だと思ってましたね。だって好きな車の運転をして、その上お金までもらえるしね(笑)。その時に大型二種まで取りましたよ。

(野里)本当にいろいろなお仕事をされてたんですね。全然知りませんでした(笑)。でも、そんな天職だと思ってたタンクローリーの仕事を辞めて、このお仕事をされるきっかけは何だったんですか?

(山本社長)もともと、父親とは意見が合わなかったんで家を出たんですけど、その頃はまだ、山本葬祭も個人事業主だったんです。でも弟と伯父とで山本葬祭を法人化してくれて、それで自分が長男ということもあり、帰って来て家業を継げと。それが、きっかけですかね。

(野里)そういう経緯があったんですね。では、山本葬祭様の特徴を教えて頂けますか

(山本社長)特徴ですか?やっぱり地域密着ですね。最近は昔みたいに、この地域はここの業者というのが無くなっているので、そこは意識していますね。

(野里)すごく分かります。私どもの職業も、地域密着は意識して仕事していますね。次に社長が苦労されていることは何ですか?

(山本社長)この業界もどんどん大手が参入して、どの業者でも入って来るようになりました。その上、アウトサイダー所謂ネット系の葬儀社も増え、個人業者も増えていることですかね。

(野里)確かに、今は本当にどの業界も大手の参入やネット等で業者が増えていますよね。
では、それとは逆に嬉しい瞬間を教えてもらえますか。

(山本社長)うちで葬儀をされたお客様から、集金の際に「山本さんのところでやってもらって良かったわ」って言ってもらえた時ですね。あとはゴルフやってる時(笑)。

(野里)私どもも、ご相談に来られた方にそう言ってもらえると本当にうれしいです。あと社長は本当にゴルフがお好きですもんね(笑)。
では、次に尊敬されている方はいらっしゃいますか?

(山本社長)父親と言いたいところですが、母親です(笑)。本当によくこの親父についてきたと思いますね。多分、母親がいなかったら家も家業もここまで残っていなかったと思います。そんなこともあって母親を尊敬していますね。

失敗ができない仕事だからいつも真剣勝負

(野里)会社でも、家庭でも必ずキーマンになっている人っていますよね、その人がいることでバランスが取れているような。私も母親がそんな感じですね。
では、社長がご自分で熱いと思われるところを教えてください。

(山本社長)熱いところ?何かな?難しいね(笑)。結構ふざけているように思われるんですが仕事は真剣にですかね…あってる?(笑)この仕事って失敗できない仕事なので本当に真剣です。結婚式は2回できるじゃないですか(笑)。でも、葬式って2回できないですからね。

(野里)本当にそうですよね。そういう意識で仕事をするのって大事ですよね。自分も見習います。
そんな社長のこだわりってなんでしょうか。

(山本社長)こだわりというか、「当たり前の事を当たり前にやる」というのを常に意識しています。あと意識しているのは人と話すときに「親しき仲にも礼儀あり」っていうのも意識していますね。こちらが何気なく話した言葉でも、知らないうちに傷つけたりすることってあるじゃないですか。だから、あんまり人と話したくないんですよね(笑)。

(野里)すごく分かりますけど、話したくないは極端じゃないですか(笑)
では次に社長の目標を教えて頂けますか。

当たり前の事を当たり前にする

(山本社長)目標は、自社会館を建てたいですね。時代的には遅いかもしれませんが、2040年ごろまでは葬式自体は増えていくとは思うんです。そうなると後継者も育てたいですね。息子がいるんですが強制はしたくないんです。自分も比較的いろいろな仕事をしていたのでね(笑)。自分がこの会社に戻った時も、本当に手探りでやってましたよ。見積書1枚をとっても、自分のやりやすいように1から作りました。事務所に置いているパンフレットなんかもすべてです。

(野里)すごくご苦労されたんですね。私も事務所の案内とかチラシなどを作成しているのですごく分かります。では社長の長所と短所を教えて頂けますか?。

(山本社長)これ難しくない(笑)。長所が短所で短所が長所だと思ってるんでね。長所は気長だと思ってたんですが、周りからは気が短いって最近言われるんですよ(笑)。
短所は好き嫌いがはっきりしているところですかね。あと人見知り。人間嫌い(笑)。

(野里)人間嫌ですか(笑)。でも、人見知りって本当ですか?社長と初めてお会いした時も特に人見知りとは感じなかったですよ(笑)
では行きつけのお店はありますか?

(山本社長)皆さんどんなところを言ってます?僕お酒もタバコもしないので、近所の喫茶店ですかね。

(野里)私もよく連れて行っていただいてるところですよね。すごく社長とマスター(女性)のやり取りが面白くて毎回笑わせてもらってます。

(山本社長)あとは難波のゴルフショップですかね(笑)。

(野里)私が以前、勤めていたところですね(笑)。
では、田黒社長が今一番欲しいものを教えて下さい。

(山本社長)お金(笑)。まぁ冗談ですけど。でも今欲しい物を手に入れようと思うと結局そこになるのかな。さっきも言いましたけど今は自社会館ですね。あとゴルフが好きなので、いつでも好きな時にラウンドできるようにゴルフ場の経営をしたいですね(笑)。

(野里)ゴルフ場ですか(笑)。本当にゴルフ好きですね。次に社長のリラックス方法を教えてください。

(山本社長)個室に入っている時。

(野里)なんですか個室って?

(山本社長)風呂、トイレ(笑)。あと車の整備ですね。風呂に入ってる時ってなにも考えないでしょ。だから温泉は好きですね。結婚式も有馬温泉でやりましたよ(笑)。

(野里)有馬で結婚式されたんですね。車の整備もお好きなんですね?

(山本社長)最近はしなくなったけど、自分の車のライトとかは自分で交換・取り付けとかやりますよ。家にツナギもありますしね(笑)。

(野里)ツナギまで持ってるんですね。本気じゃないですか(笑)。散々お聞きして今更ですが、社長のご趣味を教えてください(笑)。

(山本社長)今聞くの?もっと前に聞くんじゃないの?(笑)ゴルフと車ですね。車は整備と洗車も含めてですね。高圧洗浄機も持っていましたよ。

(野里)すごい本格的ですね。洗車も含めてなんて車も本当にお好きなんですね。それでは最後に社長の休日の過ごし方をお聞かせください。

(山本社長)職業柄お休みはないですね。夜中でも電話がなればですから。だからゴルフ行くときに休みになるって感じですかね。

(野里)本当に大変なお仕事ですね。是非また色々とお話を聞かせてください。

(野里・川口)本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。今後共どうぞ宜しくお願い致します。

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