同じ想い・理念を持って欲しい
2012年7月号
B/Sマネジメント村松河部税理士法人
代表税理士 村松武司 先生
座右の銘:『動機善なりや、私心なかりしか』
〒530-0041 大阪市北区天神橋2丁目北1-21 八千代ビル東館9階
TEL:06-6319-8610 / FAX:06-6319-8601
(竹中)この度はお忙しい中、『今月の人』の取材を快くお引受け下さり、本当に ありがとうございます。どうぞ宜しくお願い致します。 早速ですが、村松先生はこのお仕事をされてどのくらいになりますか?
(村松先生)25歳の時に税理士の道に入りましたので、今年で15年になります。
(竹中)15年ですか。どんなことをきっかけに税理士の道に入られたのですか?
(村松先生)もともとは、大手のゼネコンに勤めていました。
営業をしていたのですが、自分が努力をしても仕事が増えるということには直結せず、自分の努力よりも会社の看板があるから、その結果仕事が来ているという状態でした。
悩んだのですが、自分の努力したことが結果として直接わかるやりがいのある仕事をしたくて、何かないかと悩んだ時に思い出したのが、父のことでした。私がまだ幼いころ父が町工場をしていたのですが、その時に税理士との打合せなどを見る機会があり、人の役に立てるやりがいのある仕事だなと思いこの道に入りました。後は、自分が元々、数字が嫌いだったので、同じく数字が嫌いなお客様の気持ちがわかって良いサービスが出来るのは?と思ったのが切っ掛けですね。
(竹中)なるほど。子供のころに体験したことが大人になってふとした時に影響することってありますね。 先生の事務所の特徴を教えて下さい。
(村松先生)特徴ですか・・・、通常の税理士事務所は、 トップに大先生がいて、その下に補助の者がいて、各自が 担当するという形になりますが、私どもの所では税理士本職が担当するという形になっています。後は、事務所の名前にも現れていますが、お客様は大体BSについて弱い方が多のでBSの指導に力を入れているのが特徴です。 BSについて理解しているかどうかで経営にも関わってき ますので特に力を入れていますね。
(竹中)なるほど。先生が苦労されていることを教えて下さい。
(村松先生)苦労していることですか、そうですねえ。良いことでもあると思うんですが、お客様から相談される内容が多岐に渡り過ぎて、困る事がありますね。本業のことなら良いのですが、離婚についての重い話だったりすると対応に困る事がありますね。後は、お客様に力を入れて対応する結果、あまり多くの案件を処理することが出来ないというのも困り事ですかねえ。
(竹中)なるほど、ご信頼されているから色々と税務以外の相談ごとも増えていくんでしょうね。逆に先生がお仕事をされていて嬉しい瞬間を教えて下さい。
(村松先生)嬉しい瞬間ですか。やはり、仕事をしている中でお客様から、「先生に会えて良かった。」などと言って頂けると嬉しいですね。後、世間の税理士に対して求めていることなんですが、やはり税金を出来る限り安くということを求めて来られる方が多いんですね。
そして、税金を安くするために無理な節税を求められる方もいらっしゃいますが、 長期的に見たらそれは会社にとって良くない事なんですね。
税金を払いたくないがために、買わなくてよいものを買ったりする方もいますが、結局のところ会社にお金を残そうと思ったら税金は払わないといけないんですね。 そこを理解して頂いて、「先生、わし税金払うことにしたわ!」などと言って頂けるとすごく嬉しいですね。税金を払った結果、お金が会社に残るようになり、経営がより上手く回るようになるということですね。そこを理解して頂くのに時間はかかりますが、理解して実践して頂けたら本当に嬉しいですね。
(竹中)なるほど。本当の所は世間の考えているイメージと逆なんですね。 先生の尊敬されている方を教えて下さい。
(村松先生)稲盛和夫先生ですね。本を何冊も読みましたが、経営に関する考え方、仕事に対する考え方、すごく勉強になります。稲盛和夫先生が開かれた盛和塾にも昨年から通い出しました。今回税理士法人にしたのも、盛和塾で勉強させて頂いたことが関係していますね。
(竹中)なるほど。先生がご自分で熱いと思われる所、こだわっておられる所を教えて下さい。
(村松先生)熱いと思う所ですか・・・
基本、全部熱いですね。逆に少し冷ましたい位です。熱すぎて曲がったことが昔から嫌いで・・・
電車で並んでいる所に横入りしている人を見ると、説教をしてしまったり・・・後で流せばよかったと逆に反省することもありますね。
こだわっている所としては、仕事をしていて判断に迷ったときには、人として何が正しいのか?ということを判材料にするようにしていますね。
(竹中)なるほど。では、次の質問ですが社員さんに期待していることを教えて下さい。
(村松先生)すごく良くして頂いているので、基本これと言ったことは無いですね。
強いて言うなら・・・ずっと勤めて欲しいと言うことと、自分が仕事をしている上で考えている理念を理解して同じ想いで働いて欲しいというのが願いですね。
(竹中)すごく良い関係で素晴らしいですね。先生の事務所としての目標を教えて下さい。
(村松先生)目標ですか・・・今後もずっと継続していくというのが目標ですね。 何十年か先に僕が引退する時が来ても、理念を同じくして後を継いでくれる人がいて、お客様が困る事が無いようにサービスが継続出来ることが目標ですね。今回、税理士法人化したのもそれが理由ですね。
(竹中)なるほど。先生が自分で長所と思われる所と短所と 思われる所を教えて下さい。
(村松先生)長所と短所ですか、いざ聞かれると答えづらい ですが・・・。長所は嫌なことがあってもすぐ忘れて引きずらないことですね。逆に短所は先程も言いましたが、怒りっぽいことですね。流せばいいのにと思うこともありますが、 曲がったことがあると怒ってしまうことがありますねえ。
(竹中)先生実は怒りっぽいんですか、穏やかなイメージが あるので凄く意外ですね。先生の行きつけのお店やリラック ス方法などを教えて下さい。
(村松先生)行きつけのお店というほどのものは無いですね。近くに天神橋筋商店街がありますので、その日の気分で気楽に入れる店に行く感じですねえ。リラックス方法は、子供と遊ぶことですね。5歳の子と1歳半の子と二人いるのですが、可愛くて毎日家に早く帰りたいですね。
(竹中)なるほど、先生が今一番欲しいものを教えて下さい。
(村松先生)欲しいもの・・・・健康ですかねえ。年々体力が落ちている気がするので、フルマラソンを走れるくらいの体力が欲しいですね。ハーフマラソンなら何回か出場したことがあるのですが、30キロを超すと体力が持たずフルマラソンはまだ出場できてないんですね。
(竹中)20キロ走れるだけで十分体力があるような気がします。先生のご趣味を教えて下さい。
(村松先生)趣味ですか、色々ありますが・・・ゴルフということにしておいて下さい(笑)。
後は、今から始めたいものとしてはカヌーとかやってみたいですね。一度したことがあるんですが、水面にプカプカと浮くのがすごく気持ちよくて是非始めてみたいですね。
(竹中)本日はお時間頂き有難うございます。また今後ともどうぞ宜しくお願い致します。